One More Belief

 本当の敵が 何者であるかを 覚えておこう

World Politics         Supremacy Strategy 2 歴史的必然

 

 

 

 One Belief

 

 

 本稿の目的は、現在の世界覇権構造とその中の日本の存立構造を、現在の存立構造に至る歴史的必然の中から確証し、次代の世界覇権に対する国家戦略の考察にある。その歴史的必然の中で最も重要な事項は大東亜戦争の総括である。次に占領国による国家改造の総括。そして軍事占領下での主権回復をもたらした日米安保条約の総括である。この一連した歴史的必然の総括は現在も何れも為し切れていない。尚も喫緊の課題であるにも拘らず、大方の現状肯定と追認の中で言説は宙を舞い、党派の言説は諸説とも尻切れトンボである。国内メディアを乗っ取った外国勢力(占領国)の思想攻撃に、各関係主体は右往左往し、守勢に回り、やっと反撃し体裁を保っている状態である。2015年の安倍総理の米上下院議会演説は十分に評価され得るが、「希望の同盟」が日本の現状を知る敵対国にどれだけインパクトがあったか疑わしい。2015年終戦談話に至っては、有識者会議メンバ―(大学・学会・官僚)の限界が甚だ露わになっており、中途半端な不分明な冗長なものに終わった。もし安部総理が内外の反日勢力が喧伝するようなリビジョニスト(歴史修正主義者)であるならば、総理も忸怩たる思いだったろう。それだけ永年に亘る敵対国とその迎合勢力である国内メディアの深慮遠謀の言説に、未だに多くの識者も囚われているのだ。必要なものは世界の覇権構造に質実な楔を打ち込める国家戦略である。日本人と日本国のサバイバル戦略である。この国家戦略には明確な国家像が必要である。あるいは求められるべき国家像への転換、即ち政治革命が必要なかもしれない。しかし先ずその前に、その国家像の確立には、一連の歴史的必然の総括を、長期戦略に沿った国益のみに従い、一人一人が政治党派として完遂する必要がある。それには歴史・世界史を振り返り、歴史の真実を見極めなければならない。それでは、現在の世界覇権構造とその中の日本の存立構造の歴史的必然を確証するため、取りも直さず、先ずは世界覇権構造の歴史を辿ろう

 

 

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